特別な人よりシンプルに普通の人のほうがいい
失敗の連続でもうこれ以上、
落ちるところがないほど落ちてしまいました。
そんなときです。
体の中をとっても爽やかな風が通り抜けていったのです。
これまでの私は、
別の何者かにならなければいけないと
必死になり自分を常に追い詰め、
特別な存在になろうともがいていました。
そして、すべてを失ったかのような
暗闇の中でふと気づいたのは、
「私は特別な人間ではなく、ただの普通の人だった」
というあまりにもシンプルな事実でした。
その瞬間、張り詰めていた心の糸がふっと緩み、
驚くほど気持ちが楽になっていました。
特別な人でなくていい。
ただ普通に生きているだけでいい。
そう思えた途端、
背負い込んでいた重い荷物を
ようやく下ろせたような気持になっていました。
どん底だと思っていた場所は、
そこは虚栄心や焦燥感の塊のようなところだったのです。
そこから、いま解放され、
等身大の自分としてもう一度歩き出すための、
新しいスタートラインに立っていました。
そして、わずかな一歩でしたが歩みだしました。

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